Minomo

Open connection between beacons and apps


About

Minomoは、様々なビーコン・デバイスと様々なサービスをオープンに繋ぐための規格です。

標準化された手順を介して、ビーコンは近くのどんなアプリからも理解可能な合図を送ることができます。そしてそれを何らかの自動処理の起点とすることができます。

特定のビーコン製品のための専用アプリや、特定のアプリのための専用ビーコンは必要ありません。


動作原理

この仕様に基づいたメタデータを任意のWebドキュメントに書き込み、Eddystone-URLプロトコルをサポートしているビーコンからこの文書のURLを発信します。

このURLを受信したどんなアプリも、Webドキュメントに書き込まれたメタデータを受け取り、そして標準仕様に基づいてデータを読み取ることができます。後は受け取ったデータをどのように使っても構いません。


データ・コンテキストの定義

ビーコンから受け渡すためのメタデータのデータ定義は、既存のデータ定義を用いるだけでなく、任意の目的のために自由に定義することができます。

定義されたデータ・コンテキストは、コンテキスト・ストアに登録することで共有されます。

コンテキスト・ストアに登録されたデータ定義が、ビーコンとアプリとの間の共通語になります。


これは何であり何でないのか

このフレームワークは、Beacon側から受信後の処理をコントロールできるようにするものではありません。

ビーコンは単に合図を送るだけで、どのような合図に反応しどのような処理を行うかは、受け取った側がコントロールします。


Examples

汎用アプリ

この仕様に基づくあらゆるビーコンからの信号を処理することができる汎用アプリを提供するのはよい考えです。

汎用アプリでは、処理のトリガにしたいデータの種類を、コンテキスト・ストアに登録されたデータ定義の中から選択することができ、そこで定義されたプロパティを使用して、処理の実行条件を指定することができます。

そうしておけば、選択したタイプのメタデータを発信するビーコンが近くに来たときに指定した処理が行われます。

これはIFTTTから触発されたものです。

もちろん、限定された使用に特化することで簡単に扱えるアプリを提供するのもよいでしょう。


通知のフィルタリング

Minomoの最も単純な使用例は、近くのビーコンからの通知のフィルタリングでしょう。
例えば近くのセール情報をユーザーの関心に基づき選別していて通知するといった事ができます。

“Nearby Deal”用のデータ定義には、セール情報をフィルタリングするためのプロパティ(例えばブランド、製品の種類、想定顧客層、価格帯など)を含みます。


ビーコン位置の追跡

これまでの一般的なビーコン・ソリューションでは、ビーコンをモバイルデバイスの正確な位置を知るために利用していました。

それとは逆に移動するビーコンの位置を、固定デバイスあるいは他の手段で位置を認識しているモバイル端末から取得することができます。

ビーコンの位置を要求するデータ定義は、紛失した物品や迷子の子供や犬の捜索、あるいは子供達の日々の動線を見守ります。

このようなビーコンに対応したアプリをインストールすることで、他のユーザーを助けまた必要な時には自分自身の助けになるでしょう。


できごとの発生

Beacon はまた、何らかの出来事(電化製品の使用や状態、センサの検出など)の発生を通知することができます。

そして、アプリは後で使用するためにこのような出来事を記録したり、特定の出来事をリモートユーザに通知することができます。


アイデア次第で何にでも

これらの例以外にも、Minomoが様々な目的のために使用されるようになるのが楽しみです。あなたもそこに加わりませんか?